懐かしくて一気買いしました。
1970年代に著者の沢木耕太郎さんがバックパッカーとして香港からロンドンまで旅した旅行記です。
インドのデリーからロンドンまでは移動手段に乗り合いバスしか使わないという条件を自らに課し、最後にはそれを成し遂げます。
旅好きには有名すぎるくらい有名な本ですね。
私が初めてこの本を読んだのは大学生の時で、確か一人でインドを旅してこようと決めた直後だったと思います。当時バックパッカーという存在に憧れ、自分も旅に出ようという熱がありました。そんな時に出会った本がこのむちゃくちゃ面白い本だったので、全巻夢中になって読みました。
結構前の旅行記なので当時と状況は違っていましたが、特に3巻のインド・ネパール編が面白くて、私自身も主人公と自分を重ね合わせるようにインド・ネパールを旅しました。
この本を読むと、あの頃の好奇心と不安が入り混じった何とも言えない気持ちがよみがえります。
紙の本は処分してしまったので、電子書籍になってくれて良かったです。
モノをなるべく減らす生活を目指していながら、当時ネパールで2,000円ぐらいで買ったこのバックパックはまだ持っています。
必ずまたこれを背負って旅に出ます。
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満足度:★★★★★★